ドライブインシアターは1950年代末から60年代前半をピークに米国で一大ブームを迎えた。映画「アメリカン・グラフィティ」や「グリース」にその様子が描かれ、日本でも車社会の到来とともに1990年前後にブームとなった。
上越市では1986年(昭和61年)5月、土橋のイヅモヤ・ジャスコ高田店(現市民プラザ)の北側駐車場で始まった「ジャスコ・ドライブ・イン・シネマ」があった。常設館としては県内初だった。
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| 乗車したまま映画が見られる「ジャスコ・ドライブ・イン・シネマ」 |
建物の壁面に幅13m、高さ7mの巨大スクリーンを設置し、車は50台収容。音声はFM電波で流し、車内のラジオで受信する仕組み。
上映は同市本町2にあった映画館「高田シネマ&ムービータイム」(高田興業)が行った。第1作は「未知との遭遇」で、以後は「ゴーストバスターズ」「ビッグウェイブ」「キャバレー」「熱海殺人事件」「スタンド・バイ・ミー」など、人気映画が上映された。
だが天候に左右されやすく、車のアイドリングでガソリンも食うことから次第に客足は遠のき、高田興業が1987年(昭和62年)1月に倒産した影響で、その後上映を終了した。
新潟市の「プラーカドライブインシアター」ではローラースケートの女性が注文を取り、飲食物を客に提供した。写真は1986年(昭和61年)撮影。